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8. まず行動することを心がける

レポートを〆切ギリギリまでやらずに先生から催促メールが来たら慌ててやりだす学生、実験・実習で何もせずに班員から怒られる学生、授業に出ても寝てばっかりいる学生、様々な学生がいるでしょう。つまらないから、面白くないからと理由を口にします。少なくとも私は、学生が面白い、つまらなくないと思えるようにと授業を準備してはいません。授業や実験・実習の前提条件は、学生たちの将来の役に立つことを教えることであって、学生が面白がることを教えることではありません。面白くないから、つまらないから勉強しない、それが自分の権利であるかのごとく振る舞う学生がいます。私から言わせれば、学ぶ権利を放棄しているだけです。その学ぶ権利を君たちは、君たちの親御さんはどうやって獲得したのかを思い出して欲しいものです。権利ですから放棄するのは自由です。それに対して私がどうこう言うつもりはありません。少なくとも私の授業や実験・実習は、私は(少なくとも私が大学生時代に受けたものよりは随分)面白いと思っています。

どうしてもやる気が出ない。そんなことも時にはあるでしょう。私はしょっちゅうです。やる気を出す方法は人それぞれかもしれません。やる気になるまでひたすら待つ、気晴らしをする、コーヒーを飲む、などが一般的ではないかと思います。

 

脳科学者の池谷裕二教授1は著書の中で「やる気」について、「何かを始める」と脳の領域が活性化し「やる気」が出ると言及しています1, 2, 3, 4, 5。「やる気」は気分の問題ではなく「まだやっていない」ことが原因であり、とりあえずやってみれば「やる気」が出てくるのです。

私は、やる気があろうがなかろうが、とりあえず仕事に取り掛かります。適当に思いつくことや埋めれそうな部分をパチパチ入力しているうちに、パーっと頭が冴えて来て、どんどん進むようになります。どうしても進まないときはさっさと諦めて他の仕事をやります。なるべく他への逃げ道をなくすことも重要です。Youtubeやニュースサイトは閉じておくとか、スマホは引き出しにしまうとか、机の上に余計なものは置かないとか、とにかく雑念の原因になりそうなものを排除することも重要です。カフェに行って衆人環視の下で仕事をするのも効果的でしょう。私が自分だけの教授室を作らないのは、教授室に一人になったら仕事しそうにないからです。

 

集中する環境を作る、といえば格好いいかもしれません。要は、サボれない環境に自らを置くしかないのです。図書館で勉強するのもその一つの方法でしょう。自分の部屋で仕事(レポート作成や勉強のこと)するなら、例えばポモドーロ・テクニックと言う時間管理術もあります1, 2, 3

また、仕事と情熱についての調査の結果、「いまの仕事に対する情熱の量は、前の週に注いだ努力(リソース)の量に比例していた」や「過去に注いできた努力の量が多くなるほど、現時点での情熱の量も増加した」ことがわかってきています1。学生のみんなも心当たりがあるのではないかと思います。私はかなり心当たりがあります。このウェブサイト作成も、やればやるほどやる気になって、どんどんと内容が膨れ上がってきました。これも、やる気(情熱)はやらないと生まれてこない、さらに、やればやるほど増えることを意味しています。

みんな苦労してやる気を捻出しています。天才と呼ばれる人たちだって同じです(1)。私だって苦労しています。本当に色々な工夫をしています。面白いからやる気が出る、つまらないからやる気が出ない、そんな風に学生は思うかもしれません。実際には違います。いつもいつも面白いことなどありません。特に仕事をしていく上では、面白いことなど本当に時々しかありません。所ジョージ氏は「新入社員に伝えたい本当のトコロ」という記事で、なんでも「ハツラツとやる」ことが大事と言ってます1。なんでもハツラツとやる人は、自然と周りから認められ、いい仕事を割り振ってもらえたり、発言が通ったり、アイデアが認められたりするものです。腐る人には誰も見向きしなくなります。

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