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大学院生募集中

​修士・博士課程

創薬標的科学研究室のモットーは「自分で考えろ、真似はするな」です。これは喜井が東工大の学生・院生だった頃に大変お世話になった、半田宏教授(現 東京医科大学 特任教授)の言葉です1

 

当研究室は、科学ではなく、Scienceをやっています。Scienceという言葉は、日本語では「科学」ですが、その本質は全く異なると私は考えています(1)。Scienceには文化的な側面もあるのです。役に立つ立たないではなく、人類の文化として未来へと繋げる価値のあるものです。

そして半田教授は同じく「素晴らしい基礎研究は必ず応用展開できる、と確信しています。そのときに大事なのは、いかにベーシックサイエンスをきちんとやり、いかにオリジナリティを注入できるかです」とおっしゃっています創造性についての参考記事123。この言葉を胸に刻み、オリジナルな基礎研究をきちんと積み上げ、それを応用展開すべく研究を行なっています。

研究テーマの根幹は「タンパク質と化合物の相互作用」です。喜井はただの生物学者ですが、2005年頃から有機化学者である細谷教授東京医科歯科大学1, 2と共同研究を偶然スタートしましたこれまでの共同研究の成果。東工大での辞令交付の際にたまたま隣に座っていたのが細谷教授(当時 東工大 独立准教授)だったからです。細谷教授が有機化学、喜井が生物学、二人合わせてやっとケミカルバイオロジーです。私はケミカルバイオロジストではありません。ちょっとケミストリーが理解できるバイオロジストです。有機化学(ケミストリー)も生物学(バイオロジー)もそれぞれが一筋縄ではない奥の深い学問です。その両方を同時にやれるほどの能力は喜井にはありません。喜井の軸足は生物学です。研究室の学生にも、生物学に軸足を置いて、有機化学についてもちょっとは理解できる研究者に育ってもらいたいです。有機化学者とコミュニケーションが取れて、「持ちつ持たれつ」の共同研究ができる生物学者を養成するのが当研究室の責任であると考えています。

当研究室は信州大学大学院農学専攻にあります。まだ新しい研究室ですが、最先端の研究設備を備え1、一流の研究ができるよう体制を整えてきました。見学希望者は随時受け付けていますので、当研究室への進学を考えている方、研究内容について質問がある方など気軽にご連絡ください。最新の研究テーマ、交通手段や宿泊先などについての情報をお知らせします。また伊那での暮らしはこちらにまとめてあります1

​​大学院生は科学者の卵です。科学者になるためには、実験の立案・実行能力やデータ分析技術だけでなく、批判的思考力が必要となります。さらに一流を目指すならば、得られた断片的なデータから、まだ見ぬ本質の全体像を描き出す力を身につける必要があります。断片から全体を見通すには、上記の能力に加え、幅広い知識が必要です。そのためには、多くの論文を読み、学会に参加し、また共同研究者と話をして、この能力を磨き上げてください。当研究室は、そのための場と機会を提供します。

こちらのサイト1には博士号がどういうものかを端的に表すアニメーションが出ています。私はこの通りだと思います。

​また「学生へのメッセージ」と「喜井からのメッセージ」「大学院への進学について」にも目を通してください。当研究室の方針や考え方が記載されています。学部学生に向けた内容が中心ですが、大学院生の方にもある程度役に立つメッセージではないかと思います。

受験を希望する方は必ず事前に連絡してください。

​喜井の連絡先

ikii あっと shinshu-u.ac.jp

​「あっと」は @ に変えてください。

修士課程からの参加を希望される方へ

信州大学大学院 総合理工学研究科 農学専攻 先端生命化学分野を受験してください。研究室見学などは随時対応していますので、気軽に連絡してください。試験は第1次選抜が7月13日(月)(願書〆切6月5日(金)必着)、第2次選抜が11月16日(月)(願書〆切10月30日(金)必着)にあります。なお、受験される場合は必ず喜井に事前に連絡した上で願書を提出してください。

信州大学大学院 総合理工学研究科 農学専攻 先端生命化学分野

 

博士課程からの参加を希望される方へ

信州大学大学院 総合医理工学研究科 総合理工学専攻 生物・生命科学分野 先端生命科学ユニットを受験してください。研究室見学などは随時対応していますので、気軽に連絡してください。なお、受験される場合は必ず喜井に事前に連絡した上で願書を提出してください。

信州大学大学院 総合医理工学研究科 総合理工学専攻 生物・生命科学分野 先端生命科学ユニット

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